第1回「MSXのつどい」は1998年8月23日にスタッフを含めて14名の来場で無事終了いたしました。
このホームページでは、第1回の模様をイベントリポートの形でお伝えします。
会場準備
1998年8月23日、9:00私TatsuとBamboo Fieldのシスオペを勤めている黒猫シロさん、そしてHack☆ESTさんの3人のスタッフは機材を抱えながら宮城県民会館の入り口へと向かいました。
こうして、宮城県では、3月の「完全攻略キョクゲントライアル+MSX総力祭」以来となるMSXイベント、「MSXのつどい」の第1回が始まったのです。
建物の入り口でわれわれを待ち受けていたのは、野望集団GIGAMIXのリーダー、ニューファンキー小林さん。東北旅行のついでに、車で国道6号線を北上して来たのだとか。
思わぬ来客に戸惑いつつも、机をセットし、会場の準備を進めるスタッフ。
10:00、いよいよ、開場の時間。Hack☆ESTさんがミナカンやMSXフェスタで発表したMSX用エッグマウスからコントローラー部を抜き出した後のボディを利用して作ったマウスチョロQにつづく、MSX用エッグマウス＋ラジ缶の駆動部というラジコンマウスを発表したり、黒猫シロさんがPentiumII（インテルのCPU、MSXやファミコンのカートリッジのような形状をしている）を模した似非RAMを発表したりしていると、AXG-JNSさんがやってきました。
AXG-JNSさん、開場に入るやいなや、疲労から会場の奥で眠り始めました。結
局イベント終了まで寝ていたのではないでしょうか。
少しすると、今度は窓辺の湖畔(1999年5月頃まで存在した、MSX用ソフトウェア情報サイト)でおなじみのふうせんさんが来場。ホワイトボードを窓辺の湖畔のURLと、メールアドレスで見る見るうちに埋め尽くしていきました。ふうせんさんはInternet上の私のホームページでこのイベントを知り、駆けつけたのだとか。更に、アクロバット232やソニーのRS232Cカートリッジを取り出し、通信ソフト用外部プロトコルの製作を表明しました。どのようなものが完成するのか、見守りたいところです。
東北勢
11時くらいになると、たつだいさんやTYRRANYさん、Tyrrellさん、かちゅ〜しゃさん、協賛サークルのいなが庵の方々、といった南東北のおなじみの皆さんや夏休みの帰省途中に書けつけた猫夏さん、茨城から来てくださった多賀十王さんが次々とやってきました。
その後は、おのおの、フェスタで買ってきたソフトや書籍等の話しに花を咲かせたり、Internetのホームページの話をしたりと、いろいろな話し合いモードに入っていました。私自身もInternetに関する話しをしたり、自作ソフトを動かしたりしました。
TYRRANYさんは昔(主に80年代)のMSXやファミコンのゲーム音楽をSCC音源を利用して再現した音楽データをフリーMSXで発表しました。どれもこれもよく似てました。特に、Final Fantasy IIの曲データに関しては、反響・突っ込みが多かったのだとか。
Hack☆ESTさんおよび、いなが庵の方々はその間にある出し物を準備していました。
白石温麺
話しが弾む中、今回の目玉である、Hack☆ESTさんらによる白石温麺の昼食会が始まりました。白石温麺とは、小麦粉を練ってつなぎを使わないで作られた細めで短い麺でHack☆ESTさんの住む宮城県白石市の名産品です。ざるにゆでられた麺が盛られると、みんなでざるの周りに集まり、我先にと食べていました。
GIGAMIXの新作
昼食会が一段落すると、フリーMSXの前では、ニューファンキー小林さんがフリーMSXを使ってGIGAMIXで製作中のゲームに関する話をしていたので、私も横で聞いていました。
1本は、Screen 10を使ったゲームで、画像の処理法に関する話をしていました。
もう1本は格闘ゲームで、実際に動いていたのはストリートファイターZeroシリーズの元とおぼしきキャラクターが2体、ただ動くだけの技術テストの段階のものでしたが、大きなキャラクターがスムーズに動いていました。何やら、トリプルバッファリングという技術を使ったり、VRAM直接アクセスでキャラクターのある点だけを転送したりして、速度を稼いでいるようでした。実際に作るとなると、要マッパーメモリとなるのではという話でした。
Tyrrellさんは投げ売り状態の3DOのジョイパッドをMSX用に改造したものを発表し、スタートボタンとセレクトボタンの動作確認をしていました。結果は無事成功でした。
つどい終わりて
こうしているうちに、今回のイベントの終了時刻である16：30となり、かたずけが始まりました。
その後、Hack☆ESTさんおよびニューファンキー小林さんの車でファミリーレストランに移動し、打ち上げ+秘密会議が行われました。その内容は...まあ、東北の今後のMSXシーンにご期待くださいということで勘弁してください。
今後
次回の「MSXのつどい」は、山形のイベントが10月に行われるという関係から、11月に開催する予定です。
で、次回の企画ですが、昨年の第1回MSXユーザー芋煮会の続編という案も含め、未定の状態です。
それでは、今後とも「MSXのつどい」をよろしくお願いします。