第３回「MSXのつどい」は1999年3月28日にスタッフを含めて8名の来場で終了いたしました。
このホームページでは、その模様をお伝えします。
つどい前日。今回は、もう2度と失敗を繰り返すまい、と思い、十分に睡眠を取る。
MSX Mail Magazineもすでに届いているし、リーフレットも完成した。今回からは、MEGA-SCSIとMOも導入したので、つどいのネタや自分の作品はMOに入れて持っていける。持っていくディスクの枚数が減るので、ネタ用のディスクを仕込むのがこれで楽になった。逆に持っていく荷物は増えるのだが。
第3回MSXのつどい当日の朝が来た。
8時50分に会場入りして、机や椅子の準備を開始。そこで、テーブルタップを忘れたので、リーフレットや名札のコピーついでに近くのコンビニで調達する。
準備を進めていると、早くもMSX用の振動パッドやNVエンディングなどでおなじみのＭさんが到着。旅行が寺にフロントラインのアジトから新幹線で仙台に来たのだとか。まだ準備中ということもあり、ベンチで休憩を取った。
そうこうしていると、☆ESTRELLAS(以下EST)さん到着。フリーMSXの機材とドリンクサービス用のコップ、「ぽぴぷっ」などMSX系雑誌などをセッティング。
準備は整った。後は人を待つばかりである。
Ｍさんが戻ってきた所で、今回のＭさんの旅についての話やチャイムコレクション、NVエンディングについての話をする。元ネタとなるチャイムの音は、自分で列車に乗って、回りに迷惑をかけないようデッキに移動して撮ったりするなど、色々と苦労なされているのだとか。
昔懐かしいファミコンゲームの音楽をSCCで再現する達人、TYRANNYさんも来場し、公開・非公開あわせた様々な曲を発表する。彼の環境は、昔NGDに掲載されたMakopokoさん製作の(SD)スナッチャー付属のSCCカートリッジをRAMディスクにするソフトで、構築されており、初回のブートだけは時間がかかると言う面白いものだった。
お昼過ぎ、FAT16パッチで注目を浴びるOKEIさん来場。
FAT16パッチのディスク入出力法について聞くと、MEGA-SCSIの拡張入出力を使っているのだとか。また、各地から動作報告が届いていると言う話を聞き、話の中には、FAT16の限界である2ギガのHDDを認識・利用したとの報告も届いたと言う話もあった。
私が、Windows 95/98/NTが付けるロングファイルネームを表示するソフトを見せるとOKEIさんも興味を持ったらしく、私に実現方法を聞いてきた。そこで、ソースファイルを見ながら紙に説明を書くが、慌てて説明したので、どれだけ伝わったかと言うと疑問だと思った。申し訳無い。
話をしていると、OKEIさんって、純粋にプログラムを楽しみとするハッカー的な人だなと改めて思った。
15時過ぎ、NV(マガジン)のMMDMで有名になったカフンさん来場。
MSXエミュレータに興味があったらしく、RuMSX及び、fMSX-MSDOSをコピーして配布することになる。
MSXのつどいでは、こういったフリーソフトの入手に来る方も大歓迎しています。
インストール法を説明するため、ESTさんのVAIOノートC1でfMSX-DOSとRuMSXをセットアップして実行してみる。
fMSX-DOSでフロッピーディスクを直に使う設定にすると、動作しなかった。設定が間違っているのかと思い、色々試してみるもうまく動作しない。竹のさんのWinbook trim(Sotec)ではうまく動作しないので、VAIO C1のFDDが悪いのではないかと言う結論に達する。VAIO C1のFDDはUSB接続で、OSはWindows 98、となるとUSB関連機器のドライバはWDM対応のものとなる。と言うことで使えなかったのではないだろうか?サウンド関連でのWDM対応ドライバの話は以前書いたのだが、このような所にも影響があるとは。
こうなるとWindows用エミュレータに期待するか、今のうちにエミュレータ用マシンを組むかした方が良いのではないだろうか?
16時、そろそろ終了の時刻が近づいてきたので、撤収準備をしつつアンケートを書いてもらう。その間、私とESTさんの二人で、次回の会場を確保すべく、市民会館の事務室に向かう。すでに予約があったこともあり、会場の選択に難航するも、5月30日に仙台市民会館の和室１で行うことに決定する。
今回の入場者数は8名。前回より一人多いが、以前のMSX Mail magazineのNV予約者数の地域別ランキングを考えると、必ずしも、地元にアピールできているわけではないことが浮き彫りとなっているのが分かる。今回はチラシを一部の書店やパソコンショップに置かせてもらったのだが、アンケートを見るとどうやら効果が無かったようである。仙台でのイベントが定期的に行われなかったあいだに地元のユーザーに愛想をつかされたのだろうかという心配をする。
来場者数が安定すれば、あらかじめ早いうちから会場を予約して、安定した開催が行え、参加者も安心して参加できると思うのだが。
片づけが終わり、機材を車に積みこむため外に出ると、雪が降っていた。これでは、足も鈍くなるというものである。
つどいが終わった後は、いつものようにファミリーレストランで打ち上げとなったわけですが、これ以上は実際につどいに来て、自分の目で確かめてください。
それでは、次回のMSXのつどいでお会いしましょう。